岡林 勇希 vol.4

久しぶりの更新となります。

今回は岡林選手の今シーズンの活躍を紹介します!

こうご期待!

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3年目のシーズンも春季キャンプはA班スタートとなり、立浪新監督と期待を受けながら前年に出場試合数を増やした根尾選手らと共に外野のレギュラー争いに加わりました。

この春季キャンプで外野レギュラーの大島選手に次ぐ2番手となりオープン戦でもアピールを続け、オープン戦終盤には開幕スタメンも見えてきていました。

しかし!オープン戦最終戦で2塁盗塁を試みた際に右手薬指を負傷してしまいました。その後にわかりましたが、この時の負傷は医師から手術を薦められるほどの重傷でした。

ですが、このシーズンをレギュラー獲得する大事なシーズンとして位置付けていた岡林選手は保存療法を選択し、開幕スタメンを選びました。

開幕戦は東京ドーム・巨人戦で「2番・ライト」として出場。菅野投手から一時同点となるタイムリーを含む5打数3安打1打点の活躍をしました。この開幕3連戦では大島選手との1,2番コンビの活躍が目立ちました。

4月は「2番・ライト」としてまずまずの成績を残しますが、5、6月は不振となり、一時は打率.220を下回るほどで途中出場の試合も数試合ありました。

しかし、この壁を岡林選手は破っていきます。立浪監督のアドバイスで打撃フォームを修正し、7月は月間打率.385を記録するほどの活躍をし、一気に打率.270程まで盛り返します。

このころから一部のコアな野球ファンからUZR(守備評価指標)、WAR(総合評価指標)などで高水準となり、騒がれ始めます。

8月、9月も打率.300を超え、9月後半にはシーズン通算打率も.290前後まで上げました。

また、シーズン終盤には安打数も上位につけ、阪神・中野選手、近本選手、DeNA・佐野選手と共に最多安打を争いました。

最終戦では2安打を放ち、161安打でDeNA・佐野選手に1本差をつけて最多安打ランキング1位でシーズンを終えます。

最終的にはDeNA・佐野選手が最終戦で1安打を放ち、同率で最多安打賞を獲得しました。

高卒3年目での最多安打賞獲得はイチローさん以来2人目となりました。

その他、このシーズンで岡林選手は様々な好成績を残しました。

打撃面

高卒3年目での最多安打賞獲得(イチローさん以来2人目)

高卒3年目での150安打以上(史上9人目、うち8人は通算2000安打以上、全員が1500安打以上)

150安打+20盗塁以上(史上3人目、豊田泰光さん、イチローさん以来)

シーズン0本塁打での最多安打賞獲得(史上初)

守備面

UZR1000(守備総合指標)27.1(ライトで記録、NPB全ポジション1位)

走塁面

盗塁成功率.857(20盗塁以上でリーグ1位タイ)

BsR(総合走塁指標)10.0(NPB1位、9/27現在)

総合

WAR(総合評価指標)6.7(NPB2位)、

など、NPB屈指の好成績を走攻守で記録しました。

好成績を走攻守で記録したことでB9賞、GG賞の有力候補となっています。


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今シーズンの成績を紹介しました。

6月に打率.220前後を記録するなど、いくつもの壁があった中で一つ一つ乗り越えて好成績を残したことは、来シーズン以降も期待できる内容でした!

個人的には開幕戦直前に負傷しながらも142試合ほぼシーズン完走したことが1番評価してほしいと思います。あと、シーズン0本塁打ながら長打率.373を記録するほどの2塁打、3塁打の多さやOPS.702は評価できるかと思います(3塁打はリーグ1位)

岡林選手は現在、今シーズンの成績に満足せず、みやざきフェニックスリーグに参加して課題克服に取り組んでいます。

こんな野球漬けのシーズンを送る岡林選手は来シーズンどんな成績を残すのでしょうか。今から楽しみです。

試合安打本塁打打点盗塁打率OPSUZR1000WAR
142161
(リーグ1位タイ
)
03224
(リーグ2位タイ)
.291
(リーグ7位)
.70227.1
(NPB1位)
6.7
(NPB2位)
2022年 1軍成績

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